パリ・ファッションウィークを席巻したエミリー・ラタコウスキーの着こなし分析
スーパーモデルのエミリー・ラタコウスキーは、毎シーズン各国のファッションウィークで、ランウェイだけでなく観客席でもセンセーションを巻き起こしています。特に、彼女が参加するニューヨーク・ファッションウィークは、モデルとしての存在感だけでなく、観客席でのファッションで大きな話題を呼んでいます。
2023年3月のLoeweでの巨大なアンスリウムの花をトップスにした大胆な装いや、6月のJacquemusでのキャリー・ブラッドショーを彷彿させる白いチュチュなど、ラタコウスキーのファッションは常に注目を集めてきました。
そして迎えた2024年パリ・ファッションウィークでも、ラタコウスキーは健在でした。ランウェイに登場することはありませんでしたが、観客席や街中で披露したファッションは、今回も抜群のセンスをアピールしています。
大胆不敵なブラックドレス
2月27日、ラタコウスキーはPFW初日の装いで早くも話題をさらいました。CourrègesのロングスリーブのLBDは、一見シンプルですが、大胆な深Vネックが目を引きます。へそが見えるほどの過激な開き具合は、まさにラタコウスキーならではと言えるでしょう。
足元は、素肌がちらりと見えるスエード素材のロングブーツを合わせ、こちらもセンシュアルな雰囲気を醸し出しています。なお、このオープン トゥブーツは、昨年9月のパリ・ファッションウィークでもカイリー・ジェナーが取り入れており、今季のトレンドになりつつあるようです。
片腕だけの異彩を放つクロップトップ
翌日は同じくCourrègesのショーに、レザー調の片腕だけのクロップトップとグローブが一体化した斬新なデザインで登場しました。ボトムスはシックな黒のミディスカートを選び、足元はブーツで合わせ、全体のバランスを取っています。
この片腕のトップは、Courrègesのランウェイショーでも各色展開されており、ラタコウスキーの着こなしはコレクションのテーマともリンクしていました。
彫刻的な白ドレスの神秘さ
同日、ラタコウスキーはがらりと雰囲気を変え、Acne Studiosのショーへ。まるで宙に浮いているような彫刻的なスカートのマキシドレスを纏いました。裾から覗くのは、意外にもチェリーレッドのブーツ。このドレスとのコントラストが、遊び心を感じさせます。
バッグと一体化した斬新なドレス
Acne Studiosのショー前には、クリーム色のシャツにトートバッグが一体化したアバンギャルドなドレス姿も披露されました。このデザインは、Acne Studiosの2024秋冬コレクションのポイントにもなっています。
ランウェイを離れても、ラタコウスキーのファッションへの探究心と大胆さは際立っています。流行に流されることなく、自分の個性を最大限に表現する彼女のスタイルは、今後もファッション業界を刺激し続けるでしょう。